批判精神と親友でありたい

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『東大卒プロゲーマー』

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プロゲーマーである「ときど」氏による本。

自分も格闘ゲームをプレイする身なので、わかることが多かった。読んでいて感じたことは、格ゲーマーでありながらも一般向けに書かれているためゲーム内の基本的な用語にもしっかりと説明がされており、極力使わないようにし、理解しやすくしていること。

「なぜ、東大を卒業したのにゲーマーになったのか?」という部分に大きく焦点があてられている。これは偏見だが、ゲーマーを志す人たちの大半は学歴があるわけでもなく大きな収入があるというわけではないと思う。ときど氏は、東大を卒業し、大学院にて幾つかの論文を発表し、授賞している。外交官や一流商社に勤めることもできたであろう中、ゲーマーを選んだことについては「人生一度きりだから、やりたいことをした方がいい」と述べられていた。確かにその通りだと思うものの、普通の人たちが自分のやりたいことで生計を立てていくのは難しいのではないか。勇気をもって、それを乗り越えられる人こそ、生き生きと生きていけるのかもしれない。

表紙にもあるように、「論理は結局、情熱にかなわない」のかもしれない。

 

149~150頁『就きたい職業、就職したい企業のランキング上位には、そんな魅力的な「イメージ」の職や企業が連なる。しかし、実際に自分でその仕事に取り組んで、「イメージ」どおりの姿にもっていくためには、結局のところ、情熱というものが必要不可欠なのではないだろうかと僕は思う。』

またプロの世界についてのコメントとして、これはどのゲームについてもいえそうだと思ったのが以下のもの。

33頁『前回の勝者よりも、敗者の方が有利な世界なのである。だから、格闘ゲームの世界には、無敗の絶対王者はあり得ないのだ。トップクラスをキープすることすら至難の業。キャラクターの性能差がよほど明確な場合はともかくとして、プロどうしが研究しあったら、対戦成績は伯仲するのがものの道理である。』

 

 

 

安倍談話?

外交についてはまったく詳しくないものの、村山談話河野談話が存在していることは知っている。

ニュースによると『村山談話では、歴史認識について「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」とした。さらに「ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫(わ)びの気持ちを表明いたします」と記した。』 とのことだが、そう何度も謝る必要はあるのだろうか。

謝り方の問題なのか。日本がアジアに対して「侵略したこと」を明文化させ、それを謝罪することに意味があるのかもしれない。

 

 

 

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初めまして

日々のニュースに関する考察やコメント、読書感想文などを書くためにブログを開設しました。世間を騒がしている安保法制から法律、ルポ、戦争、セックス、歴史まで様々な分野について思索を巡らせたいと考えています。

誰に見せるわけでもないブログですが、温かく見守ってくださると嬉しいです。